bookmark_border09-小径ねじ穴加工時のタップ破損対処法について

緒言

設計したテストベンチの図面を制作先のおじさんに見せたら、めちゃくちゃ怒られました。ただ、普段机上作業で分からないこともやっと理解できるようになりました。その指摘の中の一点は貫通タップのサイズと板厚の関係についてのことです。細長いネジ穴加工時、タップは折れやすいです。

例えば、Spiralタイプタプで20mmのSS400鉄板にM6の貫通タップ穴を開く場合、大体の40穴ぐらい開いたらタップは折れるでしょうね。勿論ネジサイズ小さくなればなるほど、タップは折れやすくなりますね。特にM4以下は要注意です。

原因

ネジは小径になればなるほど、ねじ切る際切り屑を排出するためのスペースが少なくなり、結局切り屑の詰まりタップは折れてしまいます。また、貫通穴が長くなればなるほど(言わば板厚が厚い)、切り屑詰まってしまう恐れが高まります。

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