【公差設計のPDCA】
「公差設計の定義」
ある部品を加工する場合、部品の形状と寸法には必ずバラツキが発生します。基本的に、このバラツキは目標寸法を中心で上下に発生します。
このバラツキの許容範囲は公差と言います。勿論、公差が大きくなればなるほど、部品の加工精度が落ち、理論上の設計寸法からは遠ざる方向になります。が、公差は必ずしも厳しく設定すればするほど、設計としてはよいというわけではありません。公差の設定が厳しすぎると、加工は難しくなり、コストアップなどの問題も出てきます。なので、製品の仕様やコストを総合的に考えた上で公差を決めるのは公差設計というものです。