Contents
【概要】
【感想】
【摘录】
「プロジェクトマネジメントに求められるスキル」
私の経験では、難航しているプロジェクトの多くが、その立ち上げ時点で問題を抱えています。
自分も入社してからこのようなプロジェクトを散々体験しました。初っ端からこのままでは無理って分かっていたが、にも関わらず強いて進めて、挙句に中途半端な状態でクローズしてしまった。金と時間の無駄しか思えません。
終結プロセスでは、プロジェクトの終了を関係者と確認するだけではなく、次回以降のプロジェクトをよりうまく運営するための情報を取得するところまでが含まれています。
関係者から情報取得するのも一つ、プロジェクトでできた資料などの情報をまとめて管理するのも重要だと思います。
実行した結果が計画通りかを知り、計画通りにいかなかった時には、何が理由なのかを突き止めて、それに対して手を打つ必要があります。
一番恐ろしいのはそのまま放置し、プロジェクトを進めることです。
「スコープマネジメント」と「品質マネジメント」は「何」を作るのかを明確に定義し、それを管理することです。
達成目標はハッキリされていない限り、最終的実現できるかどうかは、本当に運です。
「計画」も重要だが、「実績」も同様に重要である。「計画」と「実績」の差異を知るためには、「実績」の把握が不可欠だが十分になされていないことが多い。
今現在設計会社にある試験機の設計を任せているですが、途中方向性の確認を度々確認し、修正してあるので、それはまさに「実績」確認というものですかね。
対策は予実差異(「計画」と「実績」の差)の原因に対して打つ。
その前に、まずはその「差」を見つけることです。
私の経験だと、ほとんどの問題はメンバーの教育の問題か、作業プロセスの問題です。メンバーの能力や意識不足が根本原因ではありません。そもそもやってはいけないこと、必ずやらなければいけないことが文書化されておらず、教育もされていなければ、誰が担当しても必ず問題は発生します。
「人のせいにするな」といことですかね。システムもしくはやり方自体を変えればよいという話ですかね。
また、チェックリストを使って運用するとか、マニュアルを改善することで多くの問題は解決します。
一見手間くさいと見えますが、チェックリストは実際いろんな場面で役に立ちます、数時間のチェックのおかげで、数十時間の後戻し工数がいらなくなります。
人間がプロジェクトを推進する以上、何も手を打たなければどんなに気を付けていてもミスは起こります。人間が行う前提でも、ミスが起こらないようなプロセス、体制、教育を施すことがその対策です。
人である限り、誰でもミスを起こします。ただ、そのミスを他の措置で最小限にすることは可能です。